| 今週末も晴れマーク。曇りなら雪割草を見に角田山にでも登ろうと思っていたが晴れならやっぱり雪山に登りたい。でも我々の技術体力で登れる雪山は限られる。新規開拓したいと思うがなかなか思いつかない。 それで恒例のヤマレコチェックをしていたら糸魚川市の戸倉山のレポが上がっていた。戸倉山は標高点975.5ｍの里山で夏は１時間半程度で登れる。いままで２回登ったが、糸魚川まで高速代を払って行くにはお手軽過ぎて足が向かない。 でも雪山なら話は別だ。ネットでも積雪期の戸倉山の報告は少なく、今まで行こうとは思わなかった。でも一週間前のレポなら雪の感じもわかるのでチャンスと思った。 |
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 AM7:25 除雪終点発 |
朝５時、自宅発。北陸自動車道糸魚川ＩＣを降りて国道148号を南下。根知谷入口の交差点から「しろ池の森」という看板に従って進む。除雪終点着７時。駐車車両はなし。（下山時６・７台）７時２５分、歩き出す。 トレースは積雪の林道に多く付いてあったので人は結構入っているようだ。もうひとつ斜面を直登するトレースもあったが初めてで迷うと嫌なので林道を歩くことにした。 |
林道を２０分程歩いたら建物が現れた。ここが夏の駐車場か。（１０年前に来たので記憶があいまい）８時１５分、白池着。池の奥に駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸山と雨飾山の稜線が連なり絶景だ。池に山並みが映り込むが湖面にさざ波が立っていて見えなかった。 |
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| 夏の駐車場 |
ここから傾斜の増す斜面の登りになる。右手には雪崩れの跡。角間池まではブナ林の広い斜面を登る。雪質はキックステップでちょうどいいのでつぼ足で登る。所々急斜面もあるが歩きやすい。これくらいの傾斜を登るのが気持ちいい。 |
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| 角間池への登り | |
８時５５分、角間池着。こちらは白池に比べ小さい池でまだ半分位は雪に埋まっていた。ここから戸倉山山頂へ急斜面の登りになる。 |
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| AM8:55 角間池 | |
とりあえずトレースを追う。途中でＧＰＳを見たら夏道とは違う所へ向かっている。冬道は直登するのかなと思いつつ、トレースを外れて夏道通りに登ることにした。しばらく行くと看板があったので夏道に出たようだ。 ここから尾根通しに登ると所々夏道が出てきた。久しぶりに土の登山道を歩くことになった。すぐにまた雪に覆われると尾根通しに進むのが難しくなったので右に逃げる。 しばらく行くと沢筋を登ってくるトレースと合流した。トレースを追えばよかったのかな。黄色いマンサクの花が咲いていた。ちょっとヤブっぽい所を抜けると広い雪の斜面になりしばらく行くと山頂に出る。 |
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山頂は両端が切れたナイフリッジになっていて見た感じちょっと怖いがその分見晴らしのいい山頂だ。山頂部は２・３人も立てばいっぱいなほど狭い。もちろん誰もいないのでここで昼食にした。時間は９時４５分。 山頂からの眺めは最高である。真っ白な北アルプスの稜線。小蓮華山・白馬岳・雪倉岳・朝日岳。反対側には雨飾山に焼山。その左は駒ヶ岳から鬼ヶ面山を経て鋸岳に至る岩峰群。素晴らしすぎる。風もなくポカポカ陽気。これ以上の贅沢はない。 |
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| AM9:45 戸倉山山頂 | |
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| 戸倉山山頂 | |
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| 北アルプスの稜線 | |
１０時１５分、下山。雪は腐ってきたがワカンを付けるまでもないのでつぼ足で下る。サクサク下れるので快適だ。１０時４０分、再び角間池。ここで７・８人のパーティーが登って来た。やっと人に会った。 |
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| 下山 | |
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１１時、白池。朝より日が高くなったのでより一層きれいに見えた。あまりにも気持ちいいので２５分と長い休憩を取った。 |
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| AM11:00 白池 | |
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| 白池 | |
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| 駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸山と白池 | |
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| 雨飾山と白池 | |
後ろ髪を行かれるように下山にかかる。途中で林道を外れて近道のようなトレースを発見。これが朝見た直登コースらしい。それでこのトレースを追うことにした。途中男女２人組とすれ違う。今日会ったのは２組だけだった。 トレースは最後までしっかりしていて雪が途切れる所もあったが無事除雪終点に出た。時間は１１時５０分。あとでＧＰＳの軌跡を見たら随分と近道だったようで、今度来る時は登りもここを登ろうと思う。 |
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それにしても雪の戸倉山は我々には大ヒットだった。体力的にちょうどよく、白池の絶景に山頂からの大展望と文句なしだ。危険な斜面もなくここなら２月３月の早い時期にも来たいと思った。帰りも北陸自動車道糸魚川ＩＣから高速に乗り自宅着１４時２５分。 |
