角田山(481.7m):ヨーロッパ松コース・浦浜コース

【日時】2020年5月9日(土)日帰り

【メンバー】セフコT・セフコH

【天候】 薄曇り

【コースタイム】 9:15 浦浜駐車場〜9:25 発―10:44 小浜コース合流―10:47 灯台コース合流―11:05 角田山山頂(昼食25分)―11:45 浦浜コース分岐―12:35 駐車場

(登りヨーロッパ松コース1時間40分 下り浦浜コース1時間5分 登り標高差466m 登り累積標高551m 登り積算距離3.193q 下り累積標高-482m 下り積算距離2.648q)

【使用カメラ】 オリンパス・OM-D E-M1・MarkU


 今日は曇り予報だったので近場の角田山へ。角田山は公式コースと非公式コースなるものが存在する。新潟市西蒲区HPに載っている7コースが公式コース。それ以外が非公式コースで6〜10個くらいあるらしい。私有地を通るがどうかで分かれているようだ。

 そもそも公式コースと非公式コースがある山など角田山以外、私は知らない。一説にはすべての尾根と沢に登山道があると言われている。1つの山に十数個も登山口がある山も、私は知らない。角田山はなんと不思議な山だろうとつくづく思う。

 これまでに公式コース7つはすべて登っている。非公式コースも4個ほど登っていて主なコースはあと2つ。そのうちの一つ、ヨーロッパ松コースを今日登ることにした。なんで新潟の山にヨーロッパが付く名前のコースがあるか非常に不思議だ。

 非公式コースなので登山口に看板などなく登山口を探すのが問題だ。ネットで見つけたコース地図を印刷して登ることにした。そしてGPSも持参した。浦浜の駐車場でGPSの電源を入れてびっくりした。なんとヨーロッパ松コースが表示された。ちゃんとコース名も書いてある。

 これではもう非公式コースとは言えないのではないか。GPSのお陰で迷うことなく登山道に入れた。登山道自体はちょっとヤブっぽい所もあったがほぼ普通の登山道だった。

AM9:25 浦浜駐車場発

 9時15分、浦浜の駐車場着。駐車車両は7台くらい。9時25分、歩き出す。GPSを頼りに一旦車道に出る。5分ほど行くと民家の脇を通って登山道に入る。民家の住民が庭にいたので、ここが登山口ですかと聞いたら、そうだが非公式コースだからね、と言われた。入ってもいいですかと聞いたらいいですと言われた。

 非公式コースの意味は登山口の住人にしてみれば、多くの人が自分の家の脇を通るのはいい気分ではないだろうと推測出来る。ただ角田山の非公式コースで民家の脇を通るのはこのヨーロッパ松コースだけのようだが。
GPSにはヨーロッパ松コースの文字が表示された
登山口の民家 傾いた木が通せんぼ

 登山道に入ると道はしっかり付いているが、すぐに傾いた木が通せんぼしている。植生もヨーロッパというより南国のジャングルの雰囲気だ。ここが角田山とは思えないほど他の登山道と雰囲気が違った。登山道脇にはヒメシャガが咲いていた。
ヒメシャガ ホツツジ
タンポポ マムシグサ

 登山道ははっきりしているが若干草がうるさくヤブっぽい所もあった。一旦沢を横切って尾根に取り付く。この尾根に取り付くまでが急坂だ。ステップも切ってありトラロープもあるのでなんとか登れる。
草ヤブ 沢を横切る
イチリンソウ
 
新緑

 尾根に乗っかるとあとは尾根通しの道になり傾斜は緩み歩きやすくなる。花はチゴユリやナルコユリがいっぱい咲いていた。他にも花があったが見たことがない花が多く名前がわからない。途中視界が開け日本海と佐渡島が見えた。
ナルコユリ  
 
  
ナルコユリの群生   
チゴユリ
チゴユリの群生 
日本海と佐渡島 AM10:44 小浜コースと合流

 10時44分、小浜コースと合流。小浜コースも非公式コースだがこれもGPSに表示されていた。3分ほどで灯台コース合流。ここまで誰ともすれ違わなかった。ここからは公式コースだ。この先、山頂までは木道が続き歩きやすい。人も多くなった。
ヨーロッパ松コースは通せんぼしている
  
  AM11:05 角田山山頂

 ここもチゴユリが群生。一部スミレの花も。ミツバツツジも咲いていた。11時5分、角田山山頂着。人はそれなりにいたが思ったほど多くなかった。ここで昼食。先週はセブンイレブンのななチキというフライドチキンを買って食べたが、今週はローソンのからあげクンにした。セブンイレブンのななチキの方がおいしいように思う。
ローソンのからあげクン AM11:45 浦浜コース分岐

 11時30分、下山。下山は浦浜コースを下る。ここはキツネノカミソリで有名なコースで何回か登っている。ヨーロッパ松コースもキツネノカミソリが咲くらしいのでお盆の頃もう一度、ヨーロッパ松コースを登ってもいいかな。
  
   
ラショウモンカズラ  ムラサキケマン
小屋跡のベンチ 下山

 浦浜コースはヨーロッパ松コースに比べ花は少なかった。角田山は一本尾根が違うと植生がまったく変わるのが不思議だ。こちらも登って来る人は少なかった。最後に小屋跡のベンチで休憩して12時35分、駐車場に戻った。帰りは恒例の岩室のジェラテリアレガーロでジェラートを食べて帰路についた。
2020年山行記録