浅間山外輪山:トーミの頭・草すべり・湯ノ平・Jバンド
仙人岳(2,319.1m)・蛇骨岳(2,366m)・黒斑山(2,404m)

【日時】 2017年6月17日(土)日帰り

【メンバー】 セフコT・セフコH

【天候】 快晴のち曇り

【コースタイム】 3:40 自宅発=(上信越自動車道東部湯の丸IC・浅間チェリーパークライン経由)=6:30 車坂峠・ビジターセンター駐車場〜6:50 発―8:10 槍ヶ鞘(5分休憩)―8:30 トーミの頭―8:35 草すべり分岐―9:25 湯ノ平口(10分休憩)―9:50 前掛山登山口―10:35 Jバンド―10:55 稜線(昼食20分)―11:25 仙人岳山頂―11:45 蛇骨岳山頂―12:15 黒斑山山頂(5分休憩)―12:35 トーミの頭―12:40 表コース・中コース分岐―13:30 駐車場=(浅間チェリーパークライン・上信越自動車道小諸IC経由)=16:35 自宅

(周遊6時間40分 累積標高963m 積算距離10.626q 車両走行距離往復476q)

【使用カメラ】 オリンパス・OM-D E-M1・MarkU


 今日は浅間山外輪山の黒斑山に登った。黒斑山は積雪期に2度登っているが夏は初めて。車坂峠からトーミの頭。草すべりを湯ノ平まで降りてJバンドを登り返し。仙人岳・蛇骨岳・黒斑山を周遊するゴールデンコース。このコースは一度行ってみたいと思っていたが、下って登り返すのがきつそうでなかなか挑戦出来なかった。

 でも今日は文句なしの晴れ予報。6月なので暑くも寒くもない。ヤマレコでユキワリソウとハクサンイチゲが見頃とのこと。こんな好条件はもうないかもしれないと思ったので思い切って挑戦することにした。コースタイム6時間35分、距離約10q、累積標高963m。最近の我々にはハードルが少し高かったが、なんとか完歩することが出来てよかった。ユキワリソウとハクサンイチゲも見られて大満足だった。

AM6:50 車坂峠・ビジターセンター発

 朝3時40分、自宅発。上信越自動車道東部湯の丸ICを降りて浅間チェリーパークラインを登る。6時30分、車坂峠・ビジターセンター駐車場着。この時間で8割方埋まっていた。高峰高原ホテルの駐車場からは富士山がくっきりと見えた。6時50分、歩き出す。

 表コースを登る。すぐにイワカガミとハクサンイチゲがお出迎え。その後はハクサンシャクナゲとコケモモも。樹林帯から時々見晴らしのいい所に出ると北アルプスがきれいに見えた。八ヶ岳や南アルプスも一望だ。
高峰高原ホテルの駐車場からは富士山がくっきりと見えた
北アルプス・槍穂高連峰
北アルプス・後立山連峰
AM8:10 槍ヶ鞘 ツガザクラ

 8時10分、槍ヶ鞘着。いきなり目に飛び込んでくる浅間山は何度見ても感動する。ここからトーミの頭まではハクサンイチゲロードとなる。8時30分、トーミの頭着。トーミの頭から下をのぞき込むと草すべりの登山道が見える。急な斜面にジグザグに付けられた登山道がすごい。下っていく登山者も小さく見え、ここを行くのかと思った。
槍ヶ鞘
トーミの頭の登り ハクサンイチゲ
AM8:30 トーミの頭
 

 トーミの頭から少し下った所に草すべりへの分岐がある。急斜面に付けられた道ではあるが意外と歩きやすい。そして今日のお目当てのユキワリソウが出てきた。下る程にユキワリソウが群生していて、そこにハクサンイチゲも加わってお花畑状態だ。ユキワリソウはなかなか見られない花なのでテンションが上がる。でも半分ほど下ると花はなくなった。この浅間山一帯でユキワリソウが咲くのはこの斜面のほんの一部ということらしい。
 ユキワリソウ
ユキワリソウとハクサンイチゲ
 
登山道の斜面がお花畑
 
 
カラマツが美しい

 9時25分、湯ノ平口。花がなくなってここまでが長く感じられた。ここで休憩していた男性が今年は花が少ないと言っていた。群馬県の人で毎年この時期に来ているとのこと。それから我々は気づかなかったが一カ所コマクサが咲いていたと教えてくれた。ここからは樹林帯となる。花もほとんどなくなる。

 9時50分、前掛山登山口。立入禁止の表示。いまだに入山規制が続く。ここからしばらくは樹林帯でそこを抜けると外輪山の絶壁が正面に現れる。しばらく緩やかな登りで絶壁に突き当たるとJバンドの登りとなる。この登りはコケモモとミネズオウがいっぱい咲いていた。

 道は急だが九十九折りになっていて思ったより歩きやすい。下山して来る人も結構いた。我々と逆コースを行っているのだろう。感じとしては我々が行くコースと逆コースを行くのと半々のような感じだ。どちらが楽かは何とも言えない。
AM9:25 湯ノ平口 AM9:50 前掛山登山口
 
Jバンドの登り
ミネズオウ
AM10:35 Jバンド

 10時35分、Jバンド。急登は25分程で意外と早く稜線に出た。稜線に出ると風が強い。ここで昼食と思ったが風もあってもう少し進むことにした。仙人岳手前の稜線で風が弱かったのでそこで昼食。時間は10時55分。

 11時25分、仙人岳山頂。ここで昼食を取っている人が多かった。仙人岳の登りは意外ときつかった。でも稜線歩きは楽しい。
稜線歩きは快適
湯ノ平

 11時45分、蛇骨岳山頂。ここも休憩している人がいっぱい。ここから黒斑山まではほぼ樹林帯。2000mを越えた稜線で樹林帯とは不思議だ。

 12時15分、黒斑山山頂。ここも人でいっぱい。積雪期に2度、黒斑山に来ていて、蛇骨岳まで行きたいと思いながらいつもここで止めていた。今日やっと来られて良かったが、黒斑山までとあまり景色が変わらず、無理して行く程ではないと思った。

 12時35分、 トーミの頭。12時40分、表コース・中コース分岐。下山は中コースへ。看板に寄ると距離にして300m短い。車坂山の登り返しもなくコースタイムで20分早い。でも道は石がゴロゴロしていたり登山道が深くえぐられていたりで歩きにくかった。13時30分、駐車場着。帰りは上信越自動車道小諸IC経由から高速に乗り自宅着16時35分。ほぼコースタイム通り歩けて、たまにはこういうきついコースを歩くのも悪くないと思った。
AM11:45 蛇骨岳山頂
PM0:15 黒斑山山頂
動画はこちらから
2017年山行記録